ボールペンの太さについて
| 文具の豆知識
ボールペンの仕組みにと太さについてご紹介します。
【 ボールペンのしくみについて】
ペン先は、腕時計の部品と同様の精密加工機により、ミクロン単位の精度で仕上げられています。
一見丈夫そうに思えますがとてもデリケートで、筆記以外の使い方(物を突く、穴を空ける)をしたり落下などの衝撃が加わると
先端寸法の狂いやキズが生じ、書き味が損なわれたりインク漏れなど故障の原因になります。
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カシメ部が保持しているボールが紙に接すると
ボールがインクをまといながら回転し、紙に転写されます。
ペンを傾けすぎるとボールが紙に上手く接しない為
筆記出来ない事があります。
【ボール径と筆記線幅について】
太さの区別方法として、0.5や0.7といった数字を使用する場合が多いかと思います。
しかしこれは筆記時の線幅を表すものではなく
上記の画像にある『ボールの直径』の数値となります。
また筆記線幅は、筆記角度や筆圧、紙質によってばらつきがありますので
目安としてボール径が表示されています。
なお、油性ボールペンと水性ボールペンでは、同じボール径でも筆記線幅は異なります。
同じボール径を比較した場合、水性ボールペンの方がインクの粘度が低く
インクの転写量が多くなる為、筆記線幅は太くなります。
上記のとおり、精巧な技術で作られているボールペンですが
安価なものですと、100円程度から手に出来るのはすごいですね!
皆様は、お気に入りのボールペンの太さはありますでしょうか?
H.K.