ねんどの違い(紙・油・こむぎ・樹脂ほか)
| 文具の豆知識
今回はみなさん一度は触れたことのある「粘土(ねんど)」の違いと特徴についてご紹介をしていきます。
【特徴・違い・使い方】
<油粘土>幼稚園・保育園・小学校の図工の授業につかったりするベーシックな粘土です。
主原料:土
特徴:繰り返し造形できて、なめらかで加工がしやすい
着色:×
硬化:しない
よくある問合せ:硬くならない粘土ありませんか?
→油粘土は保存にもよりますが、硬くなりません。お子さまが自由ににぎったり、こねたりを体験するのにオススメです。
<紙粘土>お子さんの工作などに適した定番ねんどです。
主原料:紙orパルプ
特徴:非常に軽い。乾燥すると固くなる
着色:絵の具をまぜこむ、乾燥後に塗る
硬化:自然乾燥
よくある問合せ:すでに着色された紙粘土はありますか?
→クツワから出ている「ムースのかみねんど」という商品がございます。
商品によっては取り寄せになりますので店頭のスタッフにお気軽にお問い合わせください。
<小麦粘土>小さいお子さま向けのやわらかい粘土です。
主原料:小麦・塩・水
特徴:やわらかく、お子さんの力でも簡単にこねたりできます。色も混ざりやすい
着色:すでに色付きのものが多く、粘土同士をまぜると色が変わる
硬化:自然乾燥(保存には不向き)
よくある問合せ:小さいこどもでも安全なねんどがほしい
→自然由来の成分なので誤って口に含んでも大丈夫です。
小麦なのでアレルギーのあるお子さまは注意してください。
<お米粘土>小麦アレルギーをお持ちのお子さま向けのお米でできた粘土です。間違えて口に含んでも自然由来の成分なので安心できます。
主原料:米粉
特徴:発色は鮮やかで、二日間程置いておくとプラスチックのように硬くなる。
着色:すでに着色されているものが多い。粘土同士で混ぜ合わせて色をつくります。
硬化:自然乾燥(保存には不向き)
よくある問合せ:小麦粘土との違いはなんですか?
→お米の特徴の粘りがあるため弾力が少し硬めです。お子さまによっては力がいるかもしれません。
小麦粘土より色が混ざりにくいので単色ずつ楽しんでいただくのがオススメです。
<樹脂粘土>よりクオリティの高い作品を作るのにオススメの粘土です。
主原料:ポリ塩化ビニル
特徴:硬化させるとプラスチックのように硬くなる
アクセサリーや雑貨など小さく・細かい作品作りにもオススメ
着色:絵の具を混ぜ込むor乾燥後に塗る
硬化:加熱or自然乾燥(商品によって異なる)
よくある問合せ:どれが一番いいですか?
→アクセサリー雑貨にはFIMOやモデナが主流です。フィギュアの作成はスカルピーがオススメです。
小さいお子さまから大人まで楽しめる粘土。
おうちじかんを利用して一緒に遊んだりするのにもいかがでしょうか?
ぜひいろんな粘土をさわってみて想像力をふくらましてみてください☺
S.Y