ホワイトボード用マーカー
| 文具の豆知識
【種類・特徴・違い】
特徴:ホワイトボードマーカーは、マーキングペンの分類上「油性」のペンとなります。
しかし、インキの成分は通常の油性マーキングペンと少し異なります。
通常油性マーキングペン・・・溶剤(主にアルコール)、着色剤(主に染料)、主な添加剤(樹脂、定着剤)
ホワイトボードマーカー・・・溶剤(主にアルコール)、着色剤(顔料)、主な添加剤(樹脂、はく離剤)
以上のように、インキ成分として着色剤に顔料が、添加剤としてはく離剤が含まれていることが大きな特徴です。
①主な商品紹介
◇コクヨ『ヨクミエール』・・・インクの残量がはっきり見えるヨクミエール加工(ケース内でインクがはじいて、残量がわかりやすい)
インク交換、ペン先交換もできます
◇パイロット『ボードマスター』・・・遠くからでもハッキリ見える濃い筆跡と最初から最後まで安定した筆跡濃度
黒、赤、青、緑に加えて、オレンジもあります
インク交換、ペン先交換もできます
◇ぺんてる『ノックル』・・・インクが薄くなったら数回プッシュボタンを押せば、濃さが戻り、鮮やかに書けます
最近の新商品として、ペン先が曲がってボードにフィットする「ボードにフィット」タイプが人気です
「ボードにフィット」タイプは黒、赤、青、緑に加えてオレンジ、紫とあります
使い切りタイプです
◇三菱鉛筆『お知らせセンサー』・・・最後までかすれず、書きやすく、消しやすい新開発インク搭載
インク交換があります
②ペン先の種類と消耗品について
◇太さ・・・極太、太字、中字、中細字、細字、極細があります
豊富に揃っているメーカー・種類は、パイロット『ボードマスター』です
◇ペン先交換・・・丸芯や平芯、太字、中字など種類あります
◇インク交換・・・インクカートリッジ式と補充インキ式とあります
【お客様からの質問と注意点】
◇保管は、顔料インキが使用されている為、顔料分が下に沈んでしまったり、インキ色がうすくなったり、
ペン先の目詰まりを防ぐため、使用しないときは横置き保管をしてください。
◇マーカー使用後、キャップの締めが不完全だとアルコールが揮発してしまい、インキ成分のバランスが崩れ、
文字がかすれてしまったり、消えづらくなる原因にもなるのでお気を付けください。
◇きれいに消せない場合は、ペン・ホワイトボード・イレーザーに原因があると考えられます。
一番簡易なのは、濡れたタオルで拭いてください。
ただし、頻繁に行ってしまいますと、コーティングを取り除いてしまうことになります。
またよく乾いてから、使用するようにしましょう。
T.H