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多色・複合ペンの特徴と種類

仕事をするとき、または学校でノートをとるとき、必要になってくるのがカラフルなインクのボールペン。
何本も持つのも楽しいですけど、持つ本数を減らしたいときもありますよね。
そんなときに役に立つのが、多色ボールペンと、複合ボールペンです。
多色? 複合? 同じペンでは? と思いがちですが違うペンを指しています。

【種類・違い・特徴】
まず多色ボールペンですが、その名の通り、1本のボディに2色以上の芯が入ったものをさします。
はじめから芯がセットされているものが主ですが、三菱鉛筆やパイロット、ゼブラなどからは
好きな本体に好きな色の芯を選んで使うタイプのものもあり、学生さんに人気の商品です♪
*下記の画像はゼブラのサラサセレクトです。23色の中から好きな色を選んでセットできますよ。


次に複合筆記具ですが、こちらはボールペンとシャーペンが1本のボディに入っている
筆記具を指しています。
異なる筆記具(ボールペンとシャーペン)が合わさっているので複合なのですよ。
こちらは学生よりも社会人の方が仕事で使う手帳などシャーペンとボールペンと
それぞれ持つことなく、1本で持ち運べるのでよく購入されています。

多色タイプと複合タイプ、その芯の出し方(機構)には下記の種類があります。

①ツイスト式(ロータリー式)
オーソドックスな出し方になります。
キャップ部分、上軸の部分を回すことで芯を切り替えることができます。
通常は一定方向に回すと止まりますが、どこまでも回し続けることができる本体もあり、
その本体のことを「ロータリー式」と呼びます。
どこまでも回り続けるので、芯を出した際、色を目視確認する必要があります。


②ノック式(振り子式)
出したい色を上に向けてノックすることで切り替えることができます。
中に動くパーツ(振り子)があり、それが出したい芯を押し出すようになっています。
芯を収納するときはクリップ横やクリップについているボタンを押すことが多いです。
他にも本体をひねるタイプやノック部分を再度ノックして収納するタイプもあります。
出したい色を上にしてノックする、というちょっと癖のある使い方ですが、慣れてくると
クリップの位置で色を確認しなくても芯を出すことができるようになるのです。
パイロットやステッドラーなどから発売されていますよ。


③スライドレバー式
安価なモデルに使用されている機構です。
皆さんよく使われているのではないでしょうか。
本体上部についているレバーをスライドすることで出したい芯を
切り替えることができる本体です。
スライド音が「カシャカシャ」「カチカチ」鳴り、うるさいという意見から
高級なモデルには採用されにくいです。
ただノック式と同じで、クリップ位置さえ把握していれば目視確認することなく
芯を出して使うことできるので、使いやすいのではないのでしょうか。


よく聞かれる内容としましては、複合ペンのシャープ芯の入れ方です。
ほとんどのメーカーが本体の軸を取り外し、シャープ機構部を本体から外してから補充を行うようになります。
また補充する芯は最大2本までとしてください。多く入れすぎますと芯詰まりの原因となります。
少なめに入れておく方がいいです。
また、ゼブラよりシャーボNuが発売され、こちらはキャップをひねって外してから
シャープ芯が入れることのできる「トップインシャープ」機構が搭載されており、
シャーペンと同じように補充することができる筆記具になります。
これは使いやすい!!


使い方がわからない場合は各メーカーの使用説明書を確認することも大事ですよ。
お気に入りのペンを大切に使っていきましょう。

I.M


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