革小物の革の種類と特徴について
| 文具の豆知識
革を使用した身の回り品は多くあるかと思います。
合皮タイプは手入れもしやすく安価に取り入れられますが
本革のアイテムは手触りが良く上品な外観で
普段使いにおしゃれさをプラスできる事に加え
ギフトにも喜ばれる事請け合いです。
今回は、革小物の革の種類と特徴についてご紹介いたします。
■主要メーカー■
シーカンパニー
アシュフォード
レイメイ藤井
パーリィ
など
■代表的な革の種類と特徴■
①カウレザー
牛の革素材です。革素材では最も多く使用されている種類です。
性別や成長具合によって様々な特徴があります。
●カーフスキン(生後6か月以内の仔牛)
キメが細かく傷が少ない
●キップスキン(生後6か月以上、2年未満)
傷が少なく、厚みや強度も適度に兼ね備えている
●カウハイド(出産経験有の雌牛)
雄牛よりも柔らかく薄い
●ステアハイド(去勢済みの雄牛)
厚みが均等で加工しやすい為、牛革の中で最も多く流通している
●ブルハイド(未去勢の雄牛)
傷が多め。厚みがあり耐久性に富んでいる
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レイメイ藤井「ロロマクラシック バイブルサイズ」(ステアハイド)
②ホースハイド
強度は牛革に劣りますが、柔らかさとしなやかさが共存する上品なレザーです。
●コードバン
馬のお尻の部分から採れる革で希少価値が高い
美しい光沢が特徴
③ピッグスキン
摩擦に強く通気性に優れています。
日本での国内供給ができている、国産レザーとしての一面も持ち合わせています。
●アメ豚
タンニンでなめし染色した革
上記のカーフスキンに匹敵するキメ細かさ
●ピッグスエード
起毛加工を施し毛穴を目立たなくさせている
★なめしとは★
動物由来の「皮」はそのままだともちろん腐ってしまいます。
タンパク質や脂肪を除去し薬品を施す【なめし】という作業を経て
製品としての「革」へと変化します。
★シボとは★
革の表面に見られるしわや凹凸のことを【シボ】といいます。
また、製品によっては表面に傷が散見される場合がありますが
これは、生きている内にできた傷がそのまま残っているものになります。
★お手入れ方法★
ブラッシングで表面の汚れを払い、保革クリームを塗布します。
以上、代表的な革の種類をご紹介しました。
本革製品を、身の回り品に取り入れてみてはいかがでしょうか♪
H.K.