インクジェットプリンタとレーザープリンタの違い
| 文具の豆知識
今回はインクジェットプリンタとレーザープリンタの違いについてご紹介いたします。
オフィスや自宅でも、まだまだ印刷する機会は多いもの。
それぞれの違いを理解しておくことで、自身の用途に合わせたプリンタ選択ができるようになります!
〇インクジェットプリンタについて
おそらくご家庭に置いてあるのは、こちらのインクジェットプリンタがほとんどだと思われます。
「インクジェット」という名の通り、インクを微細な粒子にし、紙に吹き付けることで印刷を行います。
得意なのは写真印刷です。
光沢紙といったインクジェット専用紙を使えば、綺麗な写真を印刷することもできます。
画像入りの年賀状にもおすすめですね。
本体も小型が多いので、自宅にも置きやすいです。
デメリットとしては、レーザーに比べると1枚当たりのコストが高くなる場合が多いです。
また印刷の方式上、どうしても1枚1枚印刷するのに時間がかかってしまう為、
会社での会議資料など、量が多い印刷には不向きと言えます。
また普通紙に印刷する場合は、インクがにじむ可能性もありますので、
相性に注意が必要です。
〇レーザープリンタ
レーザープリンタは、トナーと言われる粉末状のインクを使って印刷を行います。
その方式上、どうしても本体が大きくなってしまう為、ご家庭に置かれている方は
少ないのではないでしょうか。
こちらは書類が得意で、印刷スピードもインクジェットよりも早いです。
また画像2枚目の複合機のように、印刷だけでなく、コピーやFAXといった機能が
ついているモデルもあります。
主にオフィスで使われています。
デメリットとしては、インクジェットと比べると画像や写真の印刷は弱く、
繊細な表現は不向きです。
また消耗品であるトナーは、インクジェットプリンターのインクカードリッジに比べると、
1個当たりが数万円することもあり、消耗品自体は高くなりがちです。
ただその分1枚当たりのコストは、インクジェットに比べるとかなり安いです。
〇まとめ
・インクジェットプリンターは、繊細な表現が得意で、写真印刷に向いていますが、
印刷スピードが遅い為大量の書類は不向きで、1枚当たりのコストが高いです。
・レーザープリンタは、テキストや図表といった書類の印刷が得意ですが、
反対に写真は苦手、消耗品は1個あたりは高いですが、1枚当たりの印刷コストは安い。
といった感じになります。
年賀状を印刷したり、たまに印刷をする、というぐらいならインクジェット、
大量の書類を印刷するのであればレーザー、とざっくり分けられます。
質を求めるならインクジェット、コストを求めるならレーザーとも言えます。
ただレーザーは消耗品が高いので、かなり大量の印刷(それこそ業務の程度で)をしないと
中々元が取れないのではないか、と考えられます。
それぞれの向き不向きをしっかりと捉え、ご自分の用途に合わせて選択をしましょう!
K.U.