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油絵に必要な道具は?

今回は油絵を描く際に必要な道具についてです。
まずは油絵具です。

①油絵具
顔料をオイルなどの植物油で練った絵の具です。この油が空気に触れて酸化することで絵の具が固まります。
油絵の具が描いてすぐに乾かないのは、このような化学変化がゆっくり進むためです。
水彩絵の具のように水が蒸発するのと違い、油がそのまま固化するため、乾燥後も厚みが残り、独特な風合いの絵になります。


②木製パレットまたはペーパーパレット
絵の具を出して混色したりするのに使用します。
うさぎやではペーパーパレットのみ取り扱いがあります。
メモ帳のように何枚もの紙を重ねており、使い終わればちぎって捨てることのできる
簡易パレットになります。


③毛筆
豚などの硬い毛の筆は硬めの絵の具を厚く塗ることに適しています。
イタチ、テンなどの軟らかい毛の筆では下描きや曲線を描くときに適しています。
まずは6~14号の硬い毛の筆を5~6本、4~12号の軟らかい毛の筆を3~4本用意するといいですよ。
もちろん油絵セットについている筆だけでもいいです。


④溶き油(ペンティングメディウム)、油壷
絵の具を描きやすい硬さにするために絵の具に混ぜるのが溶き油です。
またその時油を入れておく容器が油壷です。


⑤ペンティングナイフ、パレットナイフ
ペンティングナイフは絵の具を厚く盛り上げたり、面を描いたりするときに使用します。
パレットナイフは絵の具を混ぜたり、絵の具を掃除したりするときに使用します。
はじめは中くらいの大きさがおすすめです。


⑥キャンバス
亜麻などの繊維で織った布地の表面に下地処理を施した布を木枠に貼ったものになります。
サイズはいろいろあり、『F』の後ろにつく数字が大きくなるほど、サイズは大きくなります。


⑦筆洗油
筆を洗うための専用の液体になります。
携帯できる小さいものや、筆洗器に筆洗油を入れて使うものがあります。
容器の底にある金網に擦って汚れを落とします。
携帯できる小さいものですと、容器に直接筆を入れて底の凹凸を使って汚れを落として使います。


【よく聞かれる質問】
Q:パレットに出した絵の具の寿命はどのくらい?
A:油絵の具はパレットに出した状態でも1週間ほどは使用することができます。

Q:油絵の具で服を汚してしまった場合は?
A:服の裏にあて布をし、汚れた部分に筆洗油をたらし、
上から叩くようにして汚れをあて布に吸わせます。
汚れが落ちてから洗濯やクリーニングに出しましょう。

必要な道具は多いですけれど、新しい趣味を始めてみませんか?

I.M


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