色鉛筆の違い
| 文具の豆知識
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色鉛筆は、油性・水性・パステルの3種類があります。
①油性色鉛筆
芯が軟らかいので、書き味はとてもなめらかで、発色はとても鮮やかで、塗り重ねても色が濁りにくいのが特徴です。
一般的には色鉛筆といえば、油性の色鉛筆を思い浮かべる方が多いと思います。
下記写真の上段:三菱鉛筆 880
下段:トンボ鉛筆 色辞典
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②水性色鉛筆
水彩絵具のように水で溶かすことができるので、描いた部分を後から水で溶かすことにより、
グラデーションやぼかしの表現をすることができます。
より水彩らしく描きたい時は水を含んだ筆で芯先を溶かすことで、
固形水彩絵具のようにも扱えます。
水を使うことなくそのまま描いた場合は、油性色鉛筆で描くのと変わらない色鉛筆画らしい仕上がりとなります。
このため、色鉛筆と水彩画風の両方のタッチで描くことが出来るのが水彩色鉛筆の特徴です。
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水性色鉛筆には、上記写真のとおり、筆のマークやWatercolorと書いています。
③パステル色鉛筆
芯の部分がパステルになった手が汚れない鉛筆型パステルです。 芯が非常に柔らかく、消しゴムやネリ消しで簡単に消すことができます。
色鉛筆ではできなかった「消す」、パステルではできなかった「細かい描写」も可能なのが特徴です。
また、価格の違いについては、高価なものは、色の素になっている顔料が多く含まれており、
発色がよく、耐光性が高く、粒子の錬磨が細かく着彩が滑らかです。
色鉛筆は、色を重ねて表現していきますが、重ねることができる回数に限りがあります。
中間色が多くあることは表現の幅の広がりにつながりますので、36色以上のセットが望ましいですが、
どの表現をしたいかにより、必要な色のみ単色で購入するのもおすすめです。
R.S