プリンターのインクには染料と顔料が存在します。
それぞれの特徴についてご紹介します。

〈染料インク〉
染料インクは、「染」という言葉の通り、インクが紙の繊維質に浸透します。
用紙の表面にインクの凹凸が出来ないため、顔料インクより綺麗に印刷が出来ます。

しかし、用紙が濡れると紙の繊維質に浸透しているインクと水が混ざり、滲んでしまいます。

---

〈顔料インク〉
用紙の中でインクと水が混ざりにくいため、水に濡れても滲みが抑えられます。
このため屋外のポスターに向いています。

光沢紙のような表面がつるつるした用紙に印刷したとき、表面をこするとインクがはがれてしまうことがあるので注意してください。
※専用の光沢紙であれば、問題ありません。


〈まとめ〉
染料インク・・・光沢・発色が優れているため、写真の印刷に向いている
顔料インク・・・耐水・退光性に優れているため、長期保存したいものの印刷に向いている

用紙やラベルにも染料用・顔料用とあり、
対応かどうかはパッケージに記載されています。
対応していない用紙に印刷をしてしまうと、インクが滲みすぎたり、乾きが異常に遅かったりしますので、
購入時はご注意ください。

---

A.K

---