インクジェット用紙は、レーザープリンタに対応する?逆の場合は?
| 文具の豆知識
現在のプリンターには、オフィス向け・家庭向け共に「インクジェット」「レーザー」の2種類があります。
【インクジェットプリンタとレーザープリンタの違い】
インクジェットプリンターはその名の通り、インクを用紙に吹き付けることで印刷します。
レーザープリンターは、トナーと呼ばれる粉をドラムで圧着して印刷します。
インクのほうが色の再現性が高い反面、普通紙などの場合は色がにじんでしまうことがあります。
そのためインクジェットプリンターは写真などの印刷、
レーザープリンターはドキュメントの印刷に向いています。
また、インクジェット用紙、レーザープリンタ用紙といったそれぞれ専用紙が販売されています。
【Q1.インクジェット用紙をレーザープリンタに通すとどうなるのか】
インクジェット用紙は、インクジェットプリンターでの印字に適すように
表面に特殊なコート剤が塗布されています。
これをレーザープリンタで使用すると、プリンター内部の熱転写によって
コート剤が溶けてしまい故障の原因になります。
【Q2.レーザープリンタ用紙をインクジェットプリンタに通すとどうなるのか】
レーザープリンタ用紙は塗料が表面に塗られているため、基本的に「インクを吸水」しません。
そのため、レーザー用紙から弾かれたインクが
「インクジェットプリンターの内部を汚す」ことになってしまいます。
プリンター内部がインクで汚れてしまうと給紙/排紙ローラーにインクが付着し、
印刷物にインクが付いたり、故障の原因になります。
マルチ用紙も販売しており、こちらはプリンタを選ばず、マルチに使える便利な用紙で、
インクジェットプリンタはもちろんカラーレーザープリンタ・カラーコピー、
モノクロレーザー・コピーにも対応します。
使用しているプリンターがインクジェットプリンタなのかレーザープリンタなのか確認し、
印刷用紙のパッケージにも「〇〇プリンタ対応」と記載されていますので、
誤って異なる専用紙を使用しないようお気を付けください。
R.N