ノートの綴じ方について
| 文具の豆知識
今回は綴じ方に着目して様々な種類のノートをご紹介します!
お子様から大人まで年齢層の広いノートですが、綴じ方については大まかな分類として2種類に分けられます。それは綴じノートとリングノートです。
学習用ノートで多い綴じノートはさらに糸綴じと無線綴じという2種類の綴じ方に細分化されます。その特徴をご紹介します。
・糸綴じ
糸綴じは丈夫でバラバラになりにくく、長期保存に向いています。また、開くとふんわりと盛り上がる特徴があります。
しかし片方のページを破るともう一方のページが外れてしまうというデメリットがあります。
・無線綴じ
一方の無線綴じは紙を糊で固定する綴じ方で、フラットに開くことができます。そのためどのページを開いても厚みによる高低差が少なく書きやすい、また1ページずつ破りやすいメリットがあります。そして糸綴じは背の部分が丸みを帯びているのに対し、無線綴じは角がはっきりとした形状です。
・リングノート
そしてリングノートの特徴としては360度開閉することができます。そして折りたたむことができるため、狭い場所や土台のない場所でも使用しやすいです。またデザインが豊富のため、使用者が幅広い特徴があります。
その一方でリングノートはリング部分がかさばってしまいます。また複数のリングノートを保管する際にリング同士が絡みやすいく、かつ力が加わるとリングが変形する可能性があるので注意が必要です。
お客様からよくあるお問い合わせには、
「小学生向けの学習ノートでは糸綴じが多いにもかかわらず、中学高校生以上が使用頻度の高いノートでは無線綴じやリングノートが多いのはなぜですか?」
というご質問が度々あります。
その背景としては、堅さと丈夫さを兼ね備えた糸綴じはページを破る機会の少ない小学生に向いていると考えられます。
そして無線綴じやリングノートはそのページを破って使用しやすく、保存用としてもメモ書きとしても利用しやすく、
幅広いシーンで使いやすいため年齢層が広いと予想できます。
形状や材質が使用する方に合っている、そして気に入っているノートこそがおすすめのノートです。
種類がたくさんある分、色んなノートを冒険してみてください。
最近ではリング部分が柔らかいコクヨのソフトリングや、LIHIT LABの引っ張ることで開閉できるプラスチック製のツイストリングもあります。
使う人のニーズに合わせたノートを見つけやすくなっています。
ぜひノート選びを楽しんでくださいね。
商品の品揃えは店舗によって異なっておりますので、ご注意ください。
M.F